USB 3.0ポートを持つ機器が手元に増えてきたので、そのようなマシンで起動できるUSBメモリ上のDebian環境を作ろうと頑張ってみました。最終的には一応できたのですが、手作業がちょっと必要でした。
そもそも、USB 2.0のフラッシュメモリ上にUEFI bootable Debianを作るのはまったく問題ありません。しかし3.0だとjessie/stretchのインストーラーで起動できる状態に持っていけませんでした。jessieで作った場合には”no bootable os”と言われたり、stretchで作った場合ではgrubは入るもののrescue consoleが立ち上がるだけ、という妙な状態です。2.0と3.0で何か扱いが違うのでしょうか…
ともかく、対応としてはstretchからインストールしたメディアを一度外して、他のDebian環境からそのメディアをマウントしてEFIパーティションの/EFI/BOOT/以下にルートパーティションの/boot/grub/grub.cfgをコピーしてやることで動くようになりました。
頑張ればjessie(現stable)でも設定できそうな気がしますが、stretch環境は手元になかったのでとりあえずこいつで運用してみようと思っています。
参考:USB HDDにMBR/EFI両ブート可能なUbuntuイメージを作る方法 – bellbind
USB 2.0と3.0で違いが出るのはなぜなのか、原因を知っている人がいたらぜひ教えてください。ベンダーのファームウェア依存なのかもしれませんが…(今回はVAIO Duo11を使用) 起動できないのはUSB 3.0フラッシュメモリにインストールしたDebian環境だけでなく、rufusで作成したインストールメディアでも同様の状況(grub rescue consoleに落ちる)でした。