GData ClientのSpreadsheet ListFeed

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個人的にはまったので記録に残しておこうと思います。

GoogleのAPIには2つの種類があります。一つはGoogle APIと呼ばれるもので、APIs Explorerにて確認できるものです。もう一つ、微妙に違うGoogle Data APIsというものがあります。GoogleはこれらのAPIを操作するためのライブラリを各種言語向け(Java, .NET, Python, ruby, PHP等)に用意しています。前者はgoogle-api-clientというような名前、後者はgdataというような名前を付けています。

この2つは微妙にセマンティックが違うのですが、OAuth2で認証できる点は同じで、認証ポイントも同一です。しかしそれぞれ個別にOAuth2認証クラスを持っていたりして、両方をまたいで(たとえばgmailとcalenderの組み合わせ等)使おうとするときは結構面倒です。両方をカバーするscopeでどちらかのライブラリで認証し、もう片方のOAuth2認証クラスに各種情報をコピーする必要があります。

それはともかく、今回はまったのは以前くらった「GData.SpreadsheetsライブラリのListFeedに潜む罠」の続きです。一行目に書かれた文字列がフィールドのキーとなるわけですが、さらにこの値は「API上は小文字しか受け付けない」という罠です。

たとえばA1に「Firstname」という値があったとして、ListEntry.CustomのLocalNameプロパティに”Firstname”としているとAPIレベルでエラーが帰ってきます。ここは”firstname”としなければなりません。

StackOverflowの“Cannot add a row to Google Spreadsheet”という記事でこのことが説明されていました。Google Sheets API version 3.0にはそのことは触れられていません…

毎度StackOverflowにはお世話になりっぱなしです。

By knok

I am a Debian Developer and a board member of Free Software Initiative (FSIJ).