USB 3.0ポートを持つ機器が手元に増えてきたので、そのようなマシンで起動できるUSBメモリ上のDebian環境を作ろうと頑張ってみました。最終的には一応できたのですが、手作業がちょっと必要でした。 そもそも、USB 2.0のフラッシュメモリ上にUEFI bootable Debianを作るのはまったく問題ありません。しかし3.0だとjessie/stretchのインストーラーで起動できる状態に持っていけませんでした。jessieで作った場合には”no bootable os”と言われたり、stretchで作った場合ではgrubは入るもののrescue consoleが立ち上がるだけ、という妙な状態です。2.0と3.0で何か扱いが違うのでしょうか… ともかく、対応としてはstretchからインストールしたメディアを一度外して、他のDebian環境からそのメディアをマウントしてEFIパーティションの/EFI/BOOT/以下にルートパーティションの/boot/grub/grub.cfgをコピーしてやることで動くようになりました。 頑張ればjessie(現stable)でも設定できそうな気がしますが、stretch環境は手元になかったのでとりあえずこいつで運用してみようと思っています。 参考:USB HDDにMBR/EFI両ブート可能なUbuntuイメージを作る方法 – bellbind USB 2.0と3.0で違いが出るのはなぜなのか、原因を知っている人がいたらぜひ教えてください。ベンダーのファームウェア依存なのかもしれませんが…(今回はVAIO Duo11を使用) 起動できないのはUSB 3.0フラッシュメモリにインストールしたDebian環境だけでなく、rufusで作成したインストールメディアでも同様の状況(grub rescue consoleに落ちる)でした。
Month: 1月 2016
rep2の更新
周りにある大半のDebian環境をwheezyからjessieにアップグレードしたのですが、先日ようやく自宅のPCルーターマシンもアップグレードしました。 合わせていろいろなものが更新されたのですが、phpの変更が大きかったようで、それまで使っていたrep2exがきちんと動作しなくなりました。もともと使っていたのは相当前のコードベースであり、いまどきはgithubで管理されているコード(https://github.com/2ch774/p2-php)があるので、この機会にそちらに移行しました。 基本的にはまっさらな状態でセットアップを行い、一部のデータをコピーすることで、未読情報や画像DBも含めて移行できました。やったことは以下の通りです。 old-rep2/data/2channel ->p2-php/data/dat/2hcannel へコピー old-rep2/data/db -> p2-php/data/db ic2のdsnをp2-php/conf/conf_ic2_inc.phpに記述 幸いic2のデータはMySQLに保存していたので、特に移行上の問題はありませんでした。未読情報もdata/dbにあるSQLite3のデータをコピーするだけでいけました。 ユーザーの設定に関しては新規にやりました。これも頑張れば移行できたのでしょうが、ちょっと面倒に感じたのと設定すべき項目がそれほどないことからやりませんでした。 ユーザー設定の中に、「データ転送量を抑えるためにカタカナを半角にする」というオプションが標準でONなあたり、このソフトウェアの歴史を感じます。思い返せばWillcomの京ポン2あたりから使っていました。 iPhoneが出たぐらいの頃にスマホ用のUIも整備されたので、今使っても悪くありません。
DoCoMo L-02C購入
思うところがあって、USBのLTEモデムDoCoMo L-02Cを購入しました。 現在個人でIIJmioのファミリーシェアプランを使っています。SIMが3枚使えるのですが、今までNexus 5とF-05Eと2つの端末でしか使っていませんでした。 F-05EのrootをとってIIJmioでテザリングできるようにしたのですが、先の年末年始帰省の道中、新幹線で端末経由のUSBテザリングに不満をもったのがきっかけです。USBドングルで通信できればもっとバッテリーが持つのではないかと。 昨日届いたのでファームウェアのアップグレードを試みたのですが、どうもWindows10上だと途中で必ずこけるようで、結局Windows7マシン上でやる羽目になりました。 Linuxからは、usb-modeswitchを使えばごく普通のUSB serialとして認識できるようなので、そこまで使えるようセットアップを進めていきたいところです。